今回はドラマでの設定の使い方も素晴らしい!
いやーパワーレンジャーRPMのいいところは、ゴーオンジャーの設定をほとんど使っていないおかげで、ドラマがおもしろいことだね!(殴蹴)
◆前回までのあらすじ
3年前、地球は最悪のコンピューターウィルス、ヴェンジックスの手に堕ちた。
地球のほぼ全域は制圧され、人々は恐怖のどん底に陥れられた。
唯一助かった人々は、ドーム型都市コリンスの中に逃げ込み、最後の防衛拠点とした。
そのコリンスの人々がその希望を託すチーム、それがパワーレンジャーRPMだ!
初期のメンバー、レッド・ブルー・イエローに加え、ヴェンジックスによって改造手術を受け、強靭な肉体を誇るブラック、そして成り行きでなぜかレンジャーになったグリーンも加わり、5人のチームが誕生した。
パワーレンジャーRPMは迫りくるヴェンジックスのロボット兵グラインダーズ、怪人アタックボットを倒し、地球に平和が訪れるまで戦い続けるのだ。
戦いが激化する中、ディロンの中のヴェンジックス製機械が覚醒を始め、レンジャー達に衝撃が走る。
さらに、ドクターKは、自分がヴェンジックスを作り出したことをレンジャー達に告白する!
レンジャー達はディロンが完全に機械になってしまう前に彼を助けるために、コリンスのそばのオメガシティへ出動した。
その結果、なんとレンジャー達に新たなる仲間、ゴールドとシルバーが加わったのだった。
◆キャラクター
【スコット=トルーマン/レッドイーグルRPMレンジャー】
レッドに変身する黒人の青年。彼の父親はトルーマン将軍というドーム守備隊の将軍。
また、レンジャーになる前は、彼の今は亡き兄マーカスことEagle 1とともにEagle 2というコードネームで空軍EAGLEにて戦っていた。今回そのトラウマが明らかになる。
自分の愛車を異常なほどまで大切にしている。
スーツの能力は溜めこんだエネルギーを一気に放出するバースト攻撃。
【フリン=マッキャリステア/ブルーライオンRPMレンジャー】
ブルーに変身するスコットランド人の青年。人々を救った功績を評価され、レンジャーになった。
スーツの能力は10秒間の間時間に干渉して超高速移動する能力。
【サマー=ランズダウン/イエローベアーRPMレンジャー】
イエローに変身する少女。スコットと共に前線で戦っていた。ブラックをスカウトした。
スーツの能力は、エネルギーの波動を収束させて光弾として発射する能力。
愛車はバイク。昔スコットが撃墜された時に彼を助け出した人物でもある。
【ディロン/ブラックウルフRPMレンジャー】
ブラックに変身する記憶喪失の青年。自分の体がヴェンジックスによって半分サイボーグ化されており、常人をはるかに超える身体能力を持つ。
ヴェンジックスにより、サイボーグ化を進行させるウィルスを起動され、体をどんどん機械の制御化におかれつつある。
シリウスブラック(スーツのコード名)の波動に耐えられる唯一の人間。
スーツの能力はあらゆるものを防ぐシールドを5秒間の間発生させること。
【ジギー=グローヴァー/グリーンシャークRPMレンジャー】
グリーンに変身する能天気青年。なぜか、コリンスの外にいた。また、コリンス囚人たちに恨まれている。
昔は、スコーピアンカルテルというマフィアに協力していた。
ディロンとともにコリンスに再び戻ってきた。無責任かつ自由奔放なお茶らけた青年。
レンジャーの中で唯一正式なトレーニングを通っていないので、戦闘能力も低い。
スーツの能力は人間の生体電波層を利用してテレポートする能力。
【ドクターK】
レンジャーたちをサポートする、天才的な頭脳の持ち主。女性。子どもと間違えてしまいそうなほど背が低い。
当初はパソコンを通じて音声のみで話していた。一応レンジャー達の前に姿を現したものの、彼らのことを本名では呼ばず、コードネームでしか呼ばない。
シンクタンク「アルファベットスープ」に拉致され、「太陽アレルギー」という嘘の元監禁され、ずっと研究をすることを強いられていた。
実はヴェンジックスの生みの親である。
【ジェム】
レンジャースーツをドクターKが作っていたころの被験者。
ゴールドレンジャーに変身する能力を持っている。
【ジェンマ】
レンジャースーツをドクターKが作っていたころの被験者。
ジェムの双子。シルバーレンジャーとしての能力を持つ。
【ヴェンジックス】
知性を持ったコンピューターウィルスで、今作の敵。世界の防衛・通信システムを支配した上で、ロボット兵士を作り出し地球を制圧している。
実はドクターKが監禁されていた時に警備システムを麻痺させるために作り出したウィルス。
当初はファイアーウォールによってその活動を制限されるはずだったが、ドクターKが連れ去られてしまった結果世界中に広まってしまった。
最強のアタックボットの体(ヒラメキメデス)を媒体として活動もできる。
【TENAYA7】
ヴェンジックスによって作り出されたアタックボット(怪人)で唯一人型のロボット。
その美貌と裏腹に強大な力と最悪な性格を持つ。
【シフター将軍】
ヴェンジックスによって何度か作られている将軍。(ヨゴシュタイン)
◆用語
【コリンス】
地球上で唯一ヴェンジックスの魔の手が及んでいないドーム型都市。逆にいえば最後の砦。
強固なシールドに守られているが、たびたびヴェンジックスによって侵略される。その時に活躍するのがパワーレンジャーRPM。
【グラインダーズ】
ヴェンジックスの下級兵。戦闘員として作戦を遂行する。(ウガッツ)
【アタックボット】
ヴェンジックスが作り出した怪人。TENAYA7や、もう二人の幹部を除いて言語能力を有さない。
その能力は恐ろしく、さらに本部からのデータを「ダウンロード」することにより、巨大化することもできる。
【ハイオクテインメガゾード】
レッド、ブルー、イエローのゾード(メカ)が合体して誕生する戦闘巨人。(エンジンオー)
武装としてスーパーソード(ゴーオンソード)、フロントデフレクター(Vシールド)を持つ。
必殺技はスーパーソードによる一閃。
【ヴァルブマックスメガゾード】
グリーン、ブラックのゾードとキャリアーゾード(キャリーゲーター)が合体して誕生する第二の巨人。(ガンバルオー)
武装として片手のテイル(尻尾)状のカッター、右手のブラスターがある。
必殺技は三連続で攻撃を叩き込む技(名称不明)。
【ジーニスメガゾード】
レッド、ブルー、イエロー、ブラック、グリーンのそれぞれのゾードとクロコキャリアーゾード(キャリゲーター)が合体して誕生した「頂点」の巨人。
必殺技はホイールブラスター(ハンドルブラスター)にエンジンセルをセットして放つエネルギー攻撃。
合体プログラムを作動させるために必要なリアクターが2つに増えている。
【ナイトロブラスター/ナイトロソード】
五人のレンジャーの基本装備。銃として使えるほか、変形させて剣として敵をなぎ払うこともできる。(マンタンガン)
【ロードブラスター/ハイウェイバスター】
レッドの【ストリートセイバー/ロードサーベル】、ブルーの【ターボキャノン/ガレージランチャー】、イエローの【ジップチャージャー/レーシングバレット】を合体させた必殺砲。
【ターボプラズマランチャー/ジャンクションライフル】
ブルーの【ターボアックス/ブリッジアックス】とブラックの【ロケットブラスター/カウルレーザー】の合体武器。
【RPFエンフォーサー/スーパーハイウェイバスター】
上記の二つの武器をさらに合体させた最強火器。その一撃は強烈で、アタックボットを一瞬で葬る。
【クラウドハチェット/ロケットダガー】
ゴールドとシルバーの基本装備。小刀として使い、さらに変身アイテムと合体させることで必殺の【スカイシフトブレイザー/ウィングブースター】へと変形する。
◆ストーリー
ガレージ内でのミーティング。
ドクターKによる状況の説明が行われていた。友達が生きていた、ということで普段は無表情な彼女もうきうきとしていた。
そう、レンジャー達を助けた2人、ジェムとジェンマは一度はアルファベットスープ(違法シンクタンク)の爆発に巻き込まれて死んだと思われていたのだ。
しかし、彼ら双子はぎりぎりの所でレンジャースーツプロトタイプのゴールドとシルバースーツを手に入れ、脱出していたのだった。そのスーツの力で、荒野にてヴェンジックスとずっと戦い続けていた。
友達を紹介したドクターKだったが、ジェムとジェンマのハイテンションな性格にレンジャー達は少々引き気味。
同時刻、ヴェンジックスの3幹部、クランチ・シフター・そしてTENAYA7がコリンスを襲撃していた。
歩きながら、「人間にとって必要なものが何かわかる?」と聞くTENAYA7.
彼女は、当然水や食料、という答えを期待していたのだったが、シフターとクランチはいつも通りの頭の悪さで「テレビだ!」といったトンチンカンな答えを。
呆れたTENAYA7。こいつらとは付き合いきれん、といった表情をうかべつつも、今回の作戦は人間の生存に不可欠である酸素に関するものだと彼らに伝えるのだった。
一方戻ってガレージにて。
ドクターKは、自分が最初の友人ジェムとジェンマを失った(と思っていた)トラウマの影響で、今までレンジャー達5人に対し冷たく当たっていたことを伝える。
彼らに必要以上に近づき親しくなることに対して、心が拒絶をしていたらしい。
レンジャー達は当然そんな風に感じていなかった、とフォローを入れる。が、ドクターK自身、今まで自分がレンジャー達を本名で呼ばなかったことがいい例だ、と自覚していた。
レンジャー達の保護者として恥ずかしいことだった、と彼女は勝手に反省を始める。実際はレンジャー達の方が年が上なのに……。
その事を踏まえ、とドクターKは続ける。彼女はレンジャー達一人一人の今までの功績をたたえ、彼らを彼らの本名で呼び、抱きついた。
彼女なりの、好意の示し方のようだった。
スコットには、彼の決断力、忠誠心、そして彼の異常な髪型が素晴らしいと伝える。
サマーには、彼女がレンジャーの中での唯一の女子であることで最も親近感を感じるという。サマーを倒して他の男子の注目を自分に浴びせたいという生物学的な本能を上回るほど。
フリンには、彼の熱いハート、とてもポジティブな性格、そしてとても綺麗だが妙なアクセントのすべてがレンジャー達をいつも和ませている、という。
すでに3人が抱きしめられていたので、嫌がって逃げ出そうとするディロンだったが、フリンに引き留められる。
そんなディロンに対し、ドクターKは、彼は精神状態がとても不安定だが、それでも彼のことを英雄だと称える。
そして最後にジギーに対しては、「あなたもなかなかだわ、レンジャーグリーン」と本名でも呼ばず、さらにジギーが腕を広げたのにも関わらず抱きつきもしなかった。さすがにいつもふざけているジギーに対する抵抗感の方が強かった。
と、ある意味少し歪んだ、そしてずれたことを言いつつも、レンジャー達の今までの苦労をねぎらうドクターK。彼女は、レンジャー達を自分の家族だと思っていた。
ミーティングが終わり、ジギーが自分が本名で呼ばれなかったことについて憤慨している最中に、警報が鳴り響く。
そう、先ほどシールドを破ったTENAYA達が感知されたのだ。
さっそく出動するレンジャー達。
TENAYAは酸素系統の施設を襲撃していた。
すぐに駆け付けたレンジャー達はこれに応戦、グラインダーズ達を一掃する。
だが、TENAYA7が排気口を作動させてしまったため、レンジャー達は危うく吸い出されそうになってしまう。
必死になってものにしがみ付くレンジャー達。
だが、ついにジギーがその排気口にひきっぱられ、巨大なファンに飲み込まれる寸前になる!
危うしジギー!
その瞬間、駆け付けたのはゴールドとシルバーだった!
ゴールドとシルバーは排気口システムを正常化させ、残りのグラインダーズを一掃。
TENAYA7は自分の計画が失敗したことを悟り、ドームから逃げ出す。
これを追うゴールドとシルバー。
だが、ドームの外に出ようとする2人をレッドが引き留める。 敵がすぐ手の届くところにいるのに! と憤慨する2人。だが、これはトルーマン将軍の命令だった。
トルーマン将軍曰く、ドームの外に敵が待機していることがレーダーでわかっていたらしい。
だから、酸素装置が破壊された今、シールドを強く維持し、防御を堅くすることが必要だ、と伝える。
これに対し、今までずっと戦ってきたジェムとジェンマは納得がいかない。防戦一方では意味がない。彼らは「勝つために戦っている」のだ。
スコットはこれに同調。もしヴェンジックスに攻撃を仕掛ければ、今までの戦局をひっくりかえせるかもしれないのだ。
ジェムとジェンマはこうして、外にあるヴェンジックスの拠点を破壊しに出撃してしまう。
同時刻、ヴェンジックス本拠地にて。
ヴェンジックスは、コリンスがシールドを最大レベルで張ることを予測していた。逆にそれを利用し、人類が自らのシールドによって逃げ出せず閉じ込められた状態を作り出し、その間に残った酸素を吸いだす作戦を考えていたのだ。
そのためのヴァキュームボット(バキュームバンキ)を早速出撃させるヴェンジックス。
スコットはこれに直感的に気づいていた。コリンス内から外に伸びている廃坑道があることを彼は突き止める。
ヴェンジックスは、これを使って何かを取り出そうとしているのではないか、と彼はドクターKに言う。
スコットがその何かが酸素だと気づいた時、すでにトルーマン将軍はシールドを最大限にチャージする用意をしていた。
最大限にシールドのレベルを上げることは、数時間の間シールドを解除できないということを意味する。
スコットはトルーマン将軍にそのことを伝えようとするが、トルーマン将軍は聞く耳を持たず、シールドをあげてしまう。
同時刻、酸素濃度も下がりつつあった。
スコットはゲートが閉ざされていくのを見て、自分だけでもいいからジェムとジェンマを助けなければ、と考え、シールドが貼られる寸前に飛び出していくのだった。
ジェムとジェンマに合流したスコットは、彼らに、ヴェンジックスがコリンス内の酸素をすべて吸い出そうとしていることを伝える。
このままではコリンスが酸素不足に陥ってしまう!
そこでスコットはジェムに陽動をさせ、その隙に自分がジェンマと共にヴァキュームボットを襲う作戦を提唱する。
この作戦は見事成功、さらにすいだした酸素により気圧があがっていたこともあり、ヴェンジックスの拠点は木端微塵に吹き飛んでしまう。
吹っ飛んだヴァキュームボットに対し、レッド・ゴールド・シルバーの3人が攻撃。
息の合ったコンビネーションで追い詰め、とどめの合体攻撃(スカイシフトブレイザー×2+ナイトロブラスター)でこれを撃破する。そこで、ヴァキュームボットは巨大化。
他の4人がいない今、メガゾードは使えないとスコットは思っていたが、レンジャー4人はその能力で別の排気口からコリンス外に出動していた。
巨大ボットを迎え撃つヴァルヴマックスメガゾードとハイオクテインメガゾード。
だが、ヴァキュームボットの吸気攻撃で武器を奪われ、レンジャー達はピンチに陥る。
そこで、ゴールドとシルバーはそのゾードを発進させる。
空中からの攻撃でボットを追い払い、さらにハイオクテインメガゾードと合体。
必殺の一撃で、ヴァキュームボットを倒すのだった。
戻ってガレージ内にて。
戦い終わったレンジャー達を再びねぎらうドクターK。
どうやら、もっと親しくなるために、最初のミーティングでやったあの「称賛」を毎回行うことにしたらしい。
スコット、ディロン、フリン、サマー、ジェム、ジェンマ。
彼ら6人をたたえるドクターK。最後にジギーと対峙し、彼を褒めようとするドクターKだったが、なぜか言葉が出てこない。
彼女がことばに詰まっているうちに、警報がガレージ内で鳴り響く。
ジギーはまたもや、褒められるチャンスを逃したのだった。
◆ドラマ ドクターKは素晴らしいキャラだ!
無愛想なキャラが、ジェムとジェンマという心の友により冷たい心を溶かしていく様は素晴らしい。
これが2次元のキャラだったら、確実に萌えオタができるだろうね。
それにしてもドクターKの皆の褒め方が面白い。持ち上げておいて最後にけなすってのがたまらない。
そしてドラマもほんとうまいなぁ。
日本のバキュームバンキの回はレッド、シルバー、ゴールドの回だったけど、日本だとゴールドとシルバーがレッドをある意味見下していた。
でもそんなドラマは当然パワレンではなかったんだけど、それをここまでうまく料理するとは。
コリンス内の空気を吸い出す作戦でジェムとジェンマが飛び出し、今まで防戦一方だったコリンスの戦略を大きく揺るがし始めている。
これからのドラマも見逃せないぜ!
◆殺陣
とりあえずレッドとシルバーの共闘がポイントかなぁ。
あと、今回は久しぶりにレンジャー達のスーツの特殊能力が生かされていた。
グリーンの窮地をブルーが時間停止能力で助けるところとかがなかなか燃えた。

